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国家資格

運輸・陸・海・空関連

水先人

大型船を安全かつ効率的に入出港させるスペシャリスト

資格の内容 水先人(パイロット)とは、特定の港や湾などで船舶を安全かつ効率的に入出港させるために船長のアドバイザーとして、その海域の事情に精通した専門家の事。
海上では、波、風、潮流などの自然条件のほかに、各種工事等による通航制限など航行条件が変化し、様々な船で混雑するため水先人が貨物船などに乗り込んで船長にアドバイスを行う。
資格には業務範囲ごとに、2万トンまでの船舶を対象に危険物積載船は不可になる3級と、5万トンまでで危険物積載船は2万トンまでの2級、制限のない1級が設定されている。
仕事の内容 海運業界
合格率
受験資格 下記のそれぞれの内容の人が、登録水先人養成施設の課程を修了する必要がある。

【1級】
海技士3級(航海)以上の有資格者で、総トン数3,000G/T以上の船舶に2年以上船長として乗船経験がある者。

【2級】
海技士3級(航海)以上の有資格者で、総トン数3,000G/T以上の船舶に2年以上1等航海士以上として乗船経験がある者。

【3級】
海技士3級(航海)以上の有資格者で、総トン数1,000G/T以上の船舶に1年以上航海士以上または実習生として乗船経験がある者。

※登録水先人養成施設の課程
【1級】
・座学(航海・運用・法規・英語)
・操船シュミレータ
・水先現場訓練

【2級】
・座学(航海・運用・法規・英語)
・操船シュミレータ
・タグボート乗船訓練
・水先現場訓練

【3級】
・座学(航海・運用・法規・英語)
・操船シュミレータ
・商船等乗船訓練
・タグボート乗船訓練
・水先現場訓練

『登録水先人養成施設』
・国立大学法人  神戸大学(兵庫県神戸市東灘区)
・独立行政法人  海技教育機構 海技大学校(兵庫県芦屋市)
・国立大学法人  東京海洋大学(東京都江東区)
試験内容 <1次試験>
・身体検査
・海上事故予防法規
・当該水先区の航法に関する法規
・気象及び海象知識
・航路障害物、航路標識その他重要な事項に関する知識
・船舶の操縦に関する知識及び技能
・水先人として必要と認められる知識又は技能

<2次試験>
・気象、海象知識
・水深、距離、障害物、航路標識等の知識
・操船知識
・国際通信信号知識
・条例、規則
・英会話
・1次試験範囲の応用問題
受験日 <1次試験>5月〜6月
<2次試験>12月〜翌年1月
受験場所 <1次試験>東京
<2次試験>地方運輸局所在地
受験料 <1次試験>(身体検査/筆記試験)  9,700円
<2次試験>(口述試験)  11,900円
問合せ先 国土交通省  海事局海技資格課水先係
TEL 03-5253-8111
HP http://www.mlit.go.jp/maritime/shikaku/
mizusakininnninaru.html