溶接管理技術者

技術・技能関連

溶接管理技術者

あらゆる溶接現場で活躍する溶接のスペシャリスト

資格の内容	溶接管理技術者とは、橋梁や建築関係、自動車、造船などあらゆる現場で活用される溶接作業の監督指導や、溶接一般の施工計画等の管理を行う能力を認定する資格。資格には、特別級、１級、２級の３つのレベルが設定され、其々の級で筆記試験と口述試験が行われる。業務内容は、２級は溶接および関連作業の監督指導や現場管理など、１級は溶接一般の施工管理と技術管理、施工基準の決定など、そして特別級は施工や管理に関する統括的な職務を担当する。特別級では筆記試験ⅠとⅡが行われるが、１級認証者は筆記試験Ⅰが免除される。また、各級で協会が認めた研修会に参加し修了証書を取得した場合、交付日から2年間は口述試験が免除される。
仕事の内容	橋梁や建築、自動車、造船業界などあらゆる溶接現場で活躍。
合格率	―
受験資格	下記の学歴又は認証に該当する職務経験年数が必要。【特別級】 ①大学院卒業者（理工系溶接専修）：１年 ②大学院卒業者（理工系）：２年 ③大学院卒業者（理工系以外）：５年 ④大学卒業者（理工系溶接専修）：１年 ⑤大学卒業者（理工系）：３年 ⑥大学卒業者（理工系以外）：６年 ⑦短期大学卒業者（理工系溶接専修）：５年 ⑧短期大学卒業者（理工系）：６年 ⑨短期大学卒業者（理工系以外）：１０年 ⑩工業高等専門学校卒業者：６年 ⑪１級認証者：３年【１級】 ①大学院卒業者（理工系溶接専修）：１年 ②大学院卒業者（理工系）：１年 ③大学院卒業者（理工系以外）：３年 ④大学卒業者（理工系溶接専修）：１年 ⑤大学卒業者（理工系）：２年 ⑥大学卒業者（理工系以外）：４年 ⑦短期大学卒業者（理工系溶接専修）：３年 ⑧短期大学卒業者（理工系）：４年 ⑨短期大学卒業者（理工系以外）：７年 ⑩工業高等専門学校卒業者：４年 ⑪理工系各種専門学校卒業者：６年 ⑫工業高等学校卒業者（工業高校）：７年 ⑬工業高等学校以外の高等学校卒業者：８年 ⑭２級認証者：３年【２級】 ①大学院卒業者（理工系溶接専修）：１年 ②大学院卒業者（理工系）：１年 ③大学院卒業者（理工系以外）：１年 ④大学卒業者（理工系溶接専修）：１年 ⑤大学卒業者（理工系）：１年 ⑥大学卒業者（理工系以外）：２年 ⑦短期大学卒業者（理工系溶接専修）：１年 ⑧短期大学卒業者（理工系）：１年 ⑨短期大学卒業者（理工系以外）：４年 ⑩工業高等専門学校卒業者：１年 ⑪理工系各種専門学校卒業者：２年 ⑫工業高等学校卒業者（工業高校）：２年 ⑬工業高等学校以外の高等学校卒業者：４年 ⑭上記学歴によらない場合：７年
試験内容	【特別級】＜筆記試験Ⅰ＞1級溶接管理技術者試験と同じ＜筆記試験Ⅱ＞ ①材料・溶接性：低合金鋼・ステンレス鋼・チタン及びチタン合金・アルミニウム及びアルミニウム合金・耐熱（Ni基）合金。 ②設計：設計基礎・フレーム系設計・ベッセル系設計 ③施工・監理：品質管理一般、フレーム系施工・監理、ベッセル系施工・監理 ④溶接法・機器：各種溶接法、自動・ロボット溶接、各種切断法＜口述試験＞溶接管理技術者認証基準の特別級に該当する責務能力、知識及び職務能力をを有することを評価する口述試験。【１級/２級】溶接法・溶接機器・溶接冶金・溶接材料・溶接力学・溶接設計・溶接施工及び管理・安全衛生・試験検査
受験日	＜筆記試験＞６月上旬・１１月上旬＜口述試験＞７月上旬・１２月上旬
受験場所	＜筆記試験＞札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡＜口述試験＞東京・大阪
受験料	各消費税含む【特別級】＜筆記試験Ⅰ及びⅡ＞25,200円、筆記試験Ⅱのみ　12,600円＜口述試験＞26,250円【１級/２級】＜筆記試験＞12,600円＜口述試験＞21,000円
問合せ先	(社)日本溶接協会
ＴＥＬ	03-3257-1525
ＨＰ	http://www.jwes.or.jp/