消防設備点検資格者

司法・警察・消防・自衛隊関連

消防設備点検資格者

消防設備の点検を行うスペシャリスト

資格の内容	消防設備点検資格者とは、スプリンクラーや消火栓、消化器などが正しく設置され、正しく維持管理されているかどうかを点検するために必要な知識があることを認定する資格。火災が発生したときに人命が損なわれる可能性が高い、劇場やデパート、ホテルなどの建物には、その用途や規模、収容人数に応じて各種の消防用設備と特殊消防用設備などの設置が義務付けられており、これらは定期的に点検し、その結果を消防機関に報告しなければならない。同様の点検は、消防設備士でも行うことができる。資格は、点検できる消防設備等の種類によって第１種と第２種に分かれており、いずれも各都道府県の消防設備保守協会などで実施される３日間の講習会に参加し、修了考査に合格すると取得できる。
仕事の内容	消防設備会社やビル設備会社など。
合格率	約80～90％
受講資格	下記いずれかの該当者。 ①甲種又は乙種の消防設備士。 ②第1種又は第2種電気工事士。 ③１級又は２級の管工事施工管理技士。 ④水道布設工事監督者の資格を有する者。 ⑤建築設備検査資格者、特殊建築物等調査資格者又は昇降機検査資格者。 ⑥１級又は２級の建築士。 ⑦技術士の第２次試験に合格した者。（機械部門、電気・電子部門、化学部門、水道部門又は衛生工学部門に係るものに限る。） ⑧第１種、第２種又は第３種の電気主任技術者。 ⑨１級、２級又は３級の海技士（機関）。 ⑩建築基準適合判定資格者検定に合格した者。 ⑪消防用設備等又は特殊消防用設備等の工事又は整備について５年以上の実務の経験者。 ⑫消防行政に係る事務のうち消防用設備等に係る事務に関し１年以上の実務経験者。 ⑬建築行政に係る事務のうち建築物の構造及び建築設備に係る事務に関し２年以上の実務経験者。 ⑭大学、専門学校で機械・電気・工業化学・土木又は建築に関する学科を修めて消防用設備等又は特殊消防用設備の工事又は整備について１年以上の実務経験者。 ⑮高等学校、中等教育学校で機械・電気・工業化学・土木又は建築に関する学科を修めて消防用設備等又は特殊消防用設備の工事又は整備について２年以上の実務経験者。
受講内容	【第１種】 ①消防法規 ②消防用設備等及び特殊消防用設備等の点検制度。 ③火災予防概論 ④建築基準法規 ⑤消化器具…技術基準点検要領 ⑥非常電源・配線…技術基準点検要領 ⑦屋内消火栓設備・スプリンクラー設備・水噴霧消火設備・泡消火設備・屋外消火栓設備・連結散水設備・連結送水管・パッケージ型消火設備・パッケージ型自動消火設備…技術基準点検要領 ⑧不活性ガス消火設備・ハロゲン化物消火設備・粉末消火設備・動力消防ポンプ設備・消防用水・総合操作盤…技術基準点検要領 ⑨修了考査【第２種】 ①消防法規 ②消防用設備等及び特殊消防用設備等の点検制度。 ③火災予防概論 ④建築基準法規 ⑤避難器具・排煙設備…技術基準点検要領 ⑥非常電源・配線…技術基準点検要領 ⑦漏電火災警報器・誘導灯・誘導標識・非常コンセント設備・無線通信補助設備…技術基準点検要領 ⑧自動火災報知設備・ガス漏れ火災警報設備・消防機関へ通報する火災報知設備・非常警報器具・非常警報設備・総合操作盤…技術基準点検要領 ⑨修了考査
受講日	各都道府県により異なる。
受講場所	全国主要都市
受講料	33,000円修了考査：3,300円
問合せ先	（財）日本消防設備安全センター業務部
ＴＥＬ	03-3501-7912
ＨＰ	http://www.fesc.or.jp/ jukou/setsubi/kousyu/tebiki0.html