危険物取扱者

環境保全・安全管理関連

危険物取扱者

危険物の性質や消化方法の知識を持ち貯蔵・取扱いができる専門家

資格の内容	危険物取扱者とは、消防法によって貯蔵・運搬・取扱いに厳しい規制のある危険物の取扱いや立合いを行うことができる、危険物の専門家として認められた国家資格。危険物とは、消防法では石油・アルコールなどの火災の危険性が大きい又は、火災がが発生した場合に火災を拡大する危険性が大きい、火災の際の消火の困難性が高いなどの性状を有する物品を「危険物｣として指定されており、一定量以上の取り扱いのあるガソリンスタンドや化学工場、石油貯蔵タンク、タンクローリーなどの施設には消防法で危険物取扱者を置くことが義務付けられている。資格には甲種・乙種・丙種があり、甲種は全類の危険物、乙種は指定の類の危険物の取扱いができる。丙種はガソリン、灯油、軽油、重油など特定の危険物に限り取り扱う事ができる。
仕事の内容	ガソリンスタンドや一定量以上の危険物を貯蔵する化学工場、タンクローリー、印刷・燃料・塗料・薬品関係など。
合格率	【甲種】32％【乙種】40％【丙種】55％
受験資格	【甲種】次のいずれかの該当者。 ①大学等において化学に関する学科等を修めて卒業した者。 ②大学等において化学に関する授業科目を１５単位以上修得した者。 ③乙種危険物取扱者免状を有する者。 ④修士、博士の学位を授与された者で、化学に関する事項を専攻した者。（外国の同学位も含む。）【乙種】特に無し【丙種】特に無し
試験内容	マーク・カードを使った筆記試験（甲種・乙種／五肢択一式、丙種／四肢択一式）【甲種】危険物に関する法令（１５問）、物理学及び化学１０問、危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法２０問【乙種】危険物に関する法令１５問、基礎的な物理学及び基礎的な化学１０問、危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法１０問【丙種】危険物に関する法令１０問、燃焼及び消火に関する基礎知識５問、危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法１０問
受験日	各都道府県により異なる
受験場所	全国各都道府県で実施（詳細は、HPの各都道府県連絡先にご確認下さい。）
受験料	【甲種】5,000円【乙種】3,400円【丙種】2,700円
問合せ先	（財）消防試験研究センター
ＴＥＬ	03-3460-7798
ＨＰ	http://www.shoubo-shiken.or.jp/